月曜日、出社してすぐに訃報の連絡が入った。
少し前までうちの会社に頻繁に顔を出してくれた方が亡くなったとの事。
その方は、私が前の会社で受付業務をしている際にお知り合いになった方だ。
その当時の私は激しく人見知りで、お話し出来るのはほんの一握りの方だけだった。
初めてお逢いした時からフレンドリーに接して下さり、名前を覚え、次の受付時にはきちんと名前で呼んでくださった。
前の会社の契約期間が終了し、今の会社に転職してからもちょくちょく顔を出してくださった。
その方の訃報をお聞きし、言葉では言い表わせない程の衝撃を受けた。
でも、悲しんでいる時間はなかった。
訃報の連絡を何十人にもし、お香典の受付、香典袋の作成、弔電を何通も打たねばならない。
すべてが終わった今日、身体から力が抜けた。
押さえていた悲しみが津波のように押し寄せた。
明るく朗らかな方だったので、悲しみに暮れている様を喜んではくれないだろう。
今夜だけ少し泣いて、明日からは明るい笑顔で出社しよう。
80年の月日はどんなものでしたか?
幸せな人生でしたか?
ご冥福を心よりお祈りしています。
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